抜き加工専門サイトができました

抜き加工ラボとは

抜き加工ラボでは、製本のスキルアップ、印刷物の持つ無限の可能性にチャレンジしている製本会社が運営する研究所です。

ラボでやっていること
  1. 印刷会社・制作会社との製作スケジュール組
  2. デザイナーとのデータ打ち合わせ
  3. 抜き加工ダミー作成
  4. 製作会社とのシンポジウム開催
  5. 製本全般についてのセミナー
  6. 工場見学会
  7. 新規製作品、展示会向け製品開発
ふるふる
ふるふる

研究所と言っても、テレビドラマなどで目にするような医療関係研究所とは違って、製本会社の一角で行っている事業ですよ。

制作スケジュール組

まず、ほとんどの場合、

「このデータを持ち込むので、●月●日までに仕上げてほしい」とう依頼です。特に季節ごとのイベント前にはキャンペーン向けなど、人に目につくような冊子、パンフが多くなります。抜き加工の手法はその場合に多く使われるのです。

一番多い事例としては

  • 印刷データ・型データを見せる
  • 紙の斤量
  • 数量、納期の確認
  • 型作成~加工に取り掛かるスケジュール確認
  • 価格

こんな内容のやり取りを1時間程度かけて行います。

ある意味商談ですが、最近では入社間もない印刷会社の社員や制作会社と取引きあるデザイナーさんが立ち会うこともあります。

ふるふる
ふるふる

データの件や、段取りを早く覚えておくと同期社員との差も付けられると思いますよ。

ダミー作成

一般的にダミー作成は、案件が決まっている場合に白紙の状態で型だけを抜くことです。デザイン会社様などは「ホワイトダミー」などと呼んでいます。

折⇒抜きの状態

ダミー作成の受付は

お問い合わせフォームから受け付けています。ダミーのみの作成は行っていませんが、決まりそうな案件、頑張って提案している案件などは条件つきますが、無料で作成しています。

ふるふる
ふるふる

ダミーを作成するときは、特に技術を必要とします。なぜなら印刷されたものと違い、絵柄などの基準がないからです。印刷用語では「あて」と言われる部分がないから、目検討で調整します。調整は熟練工でないと難しく、工芸品と言ってもいいくらいです。

工場見学

ラボでは工場見学会を予約制で行っています。

普段は中々目にすることのない製造工程を見ることができます。

多くの会社様の案件を扱っているため、工場内立ち入りは情報漏洩防止のための制約がありますが、特に難しいことはありません。

見る方によっては長時間になることもありますが、一般的には30分程度です。

多くの見学者の方に満足していただいています。

工場見学についてもお問い合わせフォームから受け付けています。

アフリカからの工場見学

海外からの来訪者も多く、昨年は中国、韓国、ベトナム、タイ、シンガポール、ドイツ、スイス、ケニア、ナイジェリアから工場見学に見られました。

抜きのセミナー

不定期ではありますが、ラボでは製本加工に関する簡単なセミナーを開催しています。主には企画会社、印刷会社、広告代理店のデザインを担当する方々と行います。

印刷面付の情報共有やデザインをする際に絶対抜けない場所の解説などです。機械を見ながらの解説もあるためデザインする際の参考になるとの評価をいただいております。

抜きの位置解説
実際の現場での説明

機械を見るとほとんどの場合納得していただけます。

新規試作

ただいま、来年のカレンダーを製作研究しています。

新規性のある商品、そして機能的な性質をテーマに日々奮闘しております。

内容は完成してからとなりますが、和紙の加工とポケット機能をつける今までにない新しい形の仕上りを目指しております。

更に現在のコロナ禍ということもあり消臭や抗菌といった機能にもチャレンジしています。

形を整えることは我々の得意分野ですが、印刷デザインに関しては素人です。形があらかた整いましたら、モニターデザインを募集する予定です。あくまでもモニターですので最低経費程度しかお支払いはできませんが、もしデザインしてみたいという方がいましたらお声かけください。尚、正式には改めてHP上で発表する予定です。