価格に関しては、抜きの場合は非常に出しにくいというのが正直なところです。
- 抜きの仕様が口頭では伝わらないこと。
- 前回見本などがあれば参照できますが、たいていの場合はじめての提案が多いこと。
- お客様のご納得いく、満足していただける商品までたどりつかせたい思いがあること。
こんな理由からお見積りに関してはある程度の打ち合わせなどが必要となります。
とはいうもののアバウトでも価格は気になりますよね。
参考程度ですが、おおよその見積もりを事例であげてみましょう。
印刷はA全に2面付 部数3,000部 印刷代は別途
- 仕様は
- オートン抜き
- 断裁・むしり
- ジャバラ折 クラフト梱包
かかる費用は
型代 ¥40,000-
断裁~梱包まで加工一式 ¥60,000-
合計100,000円です。
ちなみに100部作るとどうでしょうか?
価格は1/30になるわけではありません。
仕様は一緒です。
型代 ¥40,000-
断裁~梱包までの加工一式 ¥25,000-
合計¥65,000-
一部当たりの単価としては割高になってしまいます。
このように小ロットになればなるほど割高になるため、ある程度は部数をまとめた方がお得になります。
印刷は 表紙A全 12面付 本文A全12面付 部数20,000部
印刷代別途
- 仕様は
- 断裁・丁合・クロス巻き
- ブッシュ抜き・段ボール梱包
かかる費用は
型代 ¥95,000-
断裁・丁合・クロス巻き @16.00-
ブッシュ抜き・段ボール梱包 @8.00-
合計 ¥575,000-
一部当たり@28.75-となります。
ちなみに1,000部の場合は
仕様は一緒です。
型代 ¥95,000-
断裁・丁合・クロス巻き ¥60,000-
ブッシュ抜き・段ボール梱包 ¥30,000-
合計 ¥185,000-
一部当たり@185.00-とかなり高額になります。
以上のように、部数に変動があっても型代金は変わらず、加工の基本単価も小ロット設定となっていますので小ロット割高ということはぬぐえないようです。
次回、他の案件も見積もり例を更新ますので、参考にしてください。